「Timberland(ティンバーランド)ってヒップホップの人が履いてるアレでしょ?」というイメージを持つヤングや、「あー、昔履いてたわ。スーパーブーツとか憧れたよね〜」というおじさんたちに、あえて今、Candyrimが全力でオススメするTimberland特集です。
まずは歴史のお勉強から。
1973年に誕生した、独自技術による世界初の完全防水レザーブーツ、Timberland。
防水性能を極限まで高めた、フルグレイン・ヌバックレザーのカラーリングより、『イエローブーツ』と呼ばれています。
労働者のためのワークブーツとしてスタートしたTimbelandですが、そのラギッドな佇まいと、意外なファッション性の高さにより、80年代にはNYやヨーロッパの高級デパートや、ハイクラスのスポーツ用品店、メンズファッションストアの店頭に並ぶようになり、ファッションアイテムとしても認知されていきます。
90年代初頭にはNYのストリート、そしてヒップホップ・アーティストの間で一大ブームが到来。
当時のヒップホップ・スタイルの核となる、アウトドア、ミリタリー、ワークウェア、スポーツウェアとも相性が良く、履いてないアーティストを探す方が難しいぐらいに大ヒットしました。(これについての個人的な考察なのですが、「ヒップホップ=Timberland」というわけではなく、寒くて雪の多いNYで普段から履かれていたものが、アートワークや映像などにより表面化してきたのだと思います)。
こちらが40年以上の歴史を誇る、Timberlandの代表モデル、『6-Inch Premium Waterproof Boots』。
あまりにもヒップホップのイメージが強いアイテムですが、元は真面目なワークブーツ。紐をちゃんと上まで締めて履いてみてください(笑)。
イエローヌバックのカラーリングは、デニムからモノトーンまで合わせやすく、実に便利。
また、防水加工されたヌバックレザーを直接ソールと取り付け、縫い目を裏側からラテックスでシールする、ティンバーランド独自の防水構造により、水の浸入を完全に防いでいるので、雨の日の着用に最適です。
そして現在、Timberlandイチオシの新定番、『Waterproof Chukka Boots』。
90年代にブレイクした6インチブーツと、2000年代初頭にブレイクしたField Bootsの良い部分を掛け合わせたようなグッドデザイン。
バランスの良いチャッカタイプで、6インチブーツだと丈が長いと感じる方におすすめの一足です。
もちろんTimberland独自の防水性能や、クッション性の高い中敷きなどはそのまま。
イエロー以外の絶妙なカラーリングにも注目です。
Timberlandには、もう一つ、忘れてはいけない定番アイテムが。
それは、1980年代末期から1990年代初期にかけて流行した、『渋カジ』スタイルの足元を飾った、『3-Eye Classic Lug』。
伝統的なハンドソーン(手縫い)モカシンとしては珍しく、ラグソールと組み合わされたデザインは、今見ても新鮮。バーガンディのカラーも素敵です。
アイビー/プレッピースタイルが再び注目される今こそ履きたい一足です。